
老後のためのリフォームとは?注意点や予算相場・補助金制度について詳しく解説
老後を安心して快適に過ごすためには、住まいの環境を整えることが大切です。
例えば、バリアフリー化や段差の解消、滑りにくい床材の導入、手すりの設置など、生活の動線を改善することで転倒などの事故を予防できます。
また、水回りのリフォームも、老後の生活をより快適にするためには欠かせないポイントです。
リフォームを検討する際は、予算の見積もりや、国や自治体による補助金制度を活用するのがおすすめです。しっかりとした計画を立てて、安全で快適な生活空間を実現しましょう。
老後のためにリフォームが必要な理由
年齢を重ねるにつれ、身体機能の低下や病気、怪我のリスクが増えるため、自宅を安全で快適な環境に整えることが必要です。
老後のリフォームは、単に住まいを整えるだけでなく、健康と安全を守るための大切な投資となります。
家庭内事故を防ぐためのリフォーム
老後のリフォームの大きな目的のひとつは、家庭内での事故を未然に防ぐことです。
年齢とともに筋力やバランス感覚が低下すると、家庭内での転倒や滑りなどの事故リスクが高まります。特に、段差でのつまずきや浴室での転倒は大きな危険 となるため、適切な対策が必要です。
事故リスクを軽減し、安心して暮らせる住環境を整えるために、以下のリフォームが効果的です。
・玄関や廊下の段差をなくし、バリアフリー化
・滑りにくい床材を採用し、転倒を防止
・階段、トイレ、浴室への手すりを設置し、移動をサポート
・転倒時の衝撃を和らげる床や壁を採用
これらの対策により、日常生活の安全性が向上し、老後も快適に暮らせる住まい を実現できます。
老朽化や災害への備え
老後のリフォームでは、住宅の老朽化対策や災害対策も重要なポイントです。
築年数が経過するにつれて、建物の構造や設備が劣化し、安全性が低下します。
例えば、屋根や外壁のひび割れ、給排水管の老朽化による漏水などが発生することもあります。このような問題を放置すると、生活の質が低下するだけでなく、修修繕費用がかさむ原因 になります。そのため、早めの対策が必要です。
特に、地震や台風などの自然災害に備え、以下のリフォームが推奨されます。
・屋根や外壁の補修で、耐久性を向上
・給排水管の交換・点検で、漏水や故障を防止
・耐震補強や防災設備の設置で、安全性を確保
耐震基準を満たす屋根の改修や、壁・柱の補強を行うことで、より安心して暮らせる住まいを実現できます。

老後のためのリフォームで押さえておきたいポイント
老後に向けたリフォームを検討する際は、単に便利さやデザインを重視するだけでなく、将来的な生活スタイルの変化や身体の状態に適した設備を選ぶことが重要です。
特に、以下のポイントに注意すると、より快適で安心できる住環境を整えられます。
玄関まわりのリフォーム
老後に向けたリフォームの中でも、玄関まわりの改修は特に重要なポイントの一つです。
玄関は毎日使う場所であり、段差や狭いスペースが危険を伴うことが多いためです。具体的には、玄関の段差を解消してバリアフリー化することで、足腰の弱った状態でもスムーズに出入りが可能になります。また、手すりの設置は、安全性を高めるために不可欠です。
さらに、ドアの開閉をより簡単にするために、自動ドアや軽い力で開けられるスライド式のドアに変更することも検討すべきリフォームの一つです。その結果、日常生活における負担が軽減され、玄関の利用がより安全で快適なものとなります。
キッチン・トイレなどの水回りのリフォーム
老後に向けたリフォームでは、キッチンやトイレなどの水回りも重要です。
日常生活で頻繁に使用する場所なので、利便性と安全性を考慮した設計が求められます。
例えば、キッチンでは、高い場所の収納棚を低くし、使いやすい高さに調整するのがよいでしょう。
また、ガスコンロをIHクッキングヒーターに変更することで、火災のリスクを軽減し、安全性が向上します。
トイレをリフォームするならば、便座から立ち上がるのをサポートする手すりの設置や、滑りにくい床材を導入するのもよいでしょう。さらに、温水洗浄便座の取り付けも、清潔さと快適さを実現するために人気があります。
廊下の段差などの生活導線の改善
年齢を重ねるにつれて、段差によるつまずきや転倒のリスクが増えるため、家全体をバリアフリー化することが大切です。
廊下やドアの幅を広げ、車椅子や歩行補助具を使用する際にも問題なく通れるようにする改修も多くみられます。
また、階段の段差を緩やかにし、手すりを設置することで、移動がより安全で楽になります。廊下や玄関、浴室などの移動が頻繁な場所には、滑りにくい床材を使用することもおすすめです。
リビングの間取り変更
老後に向けたリフォームでは、リビングの間取り改善も大きなポイントとなります。
リビングは家族が集まり、長い時間を過ごす場所であるため、快適で使いやすい空間にするのがおすすめです。
例えば、家具の配置を考慮して広めのスペースを確保することで、車椅子や歩行補助具を使用する場合でも移動しやすくなるでしょう。
また、段差をなくし、バリアフリー化することで、転倒のリスクを軽減できます。さらに、リビングに直射日光が入る窓には、断熱効果の高いガラスを導入することで、夏は涼しく冬は暖かい環境を整えられます。
こうしたリフォームで、老後の生活を快適で安全なものにし、家族全員が安心して過ごせる空間を作り出しましょう。

老後のリフォームの予算相場は?
老後に向けたリフォームを検討する際、まず気になるのは予算です。
年齢を重ねるとともに、住宅の安全性や快適さを維持するためにリフォームを行うことが重要ですが、予算内で計画を立てることも大切です。
部位ごとの費用相場
リフォームの費用は、施工箇所や規模、使用する素材や設備によって大きく異なります。以下は一般的な目安です。

特に、老後を見据えたリフォームでは、バリアフリー化や水回りの改善が重点的に行われることが多いです。これらの工事は比較的費用がかかりますが、補助金や減税制度を活用することで費用を抑えることも可能です。
このような相場を把握し、必要な箇所を優先的にリフォームすることで、安心して暮らせる住まいを実現しましょう。
フルリフォームの費用相場
老後に向けた住まいのリフォームでは、全体的なフルリフォームを検討する場合もあります。
フルリフォームは、住宅全体を見直す大規模な工事となるため、部分的なリフォームよりも高額になります。
具体的には、一戸建ての場合、フルリフォームの費用は1,000万〜2,000万円が一般的な相場です。
一方、マンションのフルリフォームでは、700万〜1,500万円程度が相場となっています。この費用には、壁の張替えや床の改装、キッチンや浴室の設備交換、そして耐震補強や断熱工事なども含まれます。
フルリフォームを行うことで、老後の生活を安全で快適に過ごせる環境が整い、住まい全体が新築同様の状態になることが期待できます。

老後のためのリフォームで活用できる補助金や減税制度
老後に向けたリフォームを行う際には、補助金や減税制度を活用しましょう。
こうした制度を利用することで、費用負担を軽減し、必要なリフォームを計画的に進められます。
例えば、介護が必要な場合には、介護保険を利用したリフォームに対して補助金が支給されることがあります。
また、市区町村によっては、特定のリフォーム工事に対して助成金が支給される場合もあり、地域によって利用できる制度が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
さらに、リフォームにかかる費用に対して減税制度が適用されるケースもあり、節税効果を得られます。
(1)介護保険の補助金制度を利用する
老後のリフォームを検討する際、介護保険の補助金制度を利用することで、費用の負担を軽減できる場合があります。
介護保険を使うことによって、要支援または要介護認定を受けた高齢者が、より安全で快適な住環境を整えるためのリフォームを行うことができます。この制度では、手すりの設置や段差の解消、トイレや浴室の改修など、生活を安全に保つためのリフォームが補助の対象となりますので、チェックしておきましょう。
多くの場合、補助金の上限は20万円で、そのうち費用の9割が介護保険から支給され、自己負担は1割または2割で済みます。
また、この制度を利用する際には、事前にケアマネージャーや自治体に相談し、必要な手続きや条件を確認しておきましょう。
補助金を有効に利用することで、老後の住まいを快適かつ安全な環境に整え、家族の安心にも繋がるリフォームが実現できるかもしれません。
(2)市区町村の助成金制度を利用する
老後のリフォームを行う際には、市区町村の助成金制度を利用することも重要な手段です。
多くの自治体では、高齢者が安心して暮らせる住環境を整えるために、リフォーム費用の一部を助成する制度を設けています。
例えば、東京都では、高齢者向けに住宅改修費用を一部補助する制度があり、バリアフリー化や手すりの設置に対して助成金を受け取れます。
また、横浜市では、住宅の耐震補強工事に対しても助成金を支援しています。京都市では、高齢者や障がい者が自宅で安全に生活できるよう、浴室やトイレの改修に対する助成制度が整備されています。
このように助成金制度は市区町村ごとに異なるため、まずは自分が住んでいる地域の制度を確認し、必要なリフォームに対してどのような助成金が適用されるかを調べてみましょう。
※介護保険の助成金と市区町村の補助金は併用できない可能性もあります
老後のリフォームにおいて、介護保険の助成金や市区町村の補助金を利用することは非常に有効ですが、どちらの制度も必ずしも併用できるわけではない点に注意しましょう。
例えば、手すりの設置や段差解消といった同じリフォーム内容に対して、両方の制度を適用することはできないことが多いです。
多くの場合、介護保険の補助金制度と市区町村が実施する補助金制度は、それぞれ別々の条件で支給されており、両方を同時に利用できないケースがあります。
このため、どちらの制度を優先的に利用するか、事前に確認しておきましょう。
(3)減税制度を利用する
老後のリフォームを進める際には、減税制度を利用することで、費用負担を軽減できる場合があります。リフォームによって得られる減税には、主に住宅ローン控除や固定資産税の減額などが含まれます。
例えば、耐震改修やバリアフリー化を行った場合、それにかかる費用の一部が所得税控除の対象となることがあります。
また、耐震改修やエコリフォームを実施した際には、固定資産税が一時的に軽減されることもあります。
こうした減税制度は、国や自治体が定める基準を満たす必要があるため、リフォームを行う前に適用条件をしっかり確認しておきましょう。

まとめ
老後を安心・快適に過ごすためのリフォームは、安全性を高めるだけでなく、日々の暮らしの質を向上させる重要な投資です。年齢を重ねるとともに、住宅の老朽化や生活環境の変化に対応するため、計画的なリフォームが欠かせません。
特に、バリアフリー化や水回りの改善、老朽化対策、災害への備えは、老後の生活において重要なポイントです。これらのリフォームは費用がかかる場合もありますが、補助金制度や減税制度をうまく活用することで、負担を軽減することが可能です。必要な箇所を優先し、住まいの安全性と快適性を高めることで、より充実した老後の生活を実現することができます。
計画的にリフォームを行い、長く快適に住み続けられる家を作りましょう。
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